ランクル７０再販モデル GRJ79K
ピックアップダブルキャブ 輸出仕様

ランクル４０系の後継として昭和５９年（１９８４年）１１月にデビューしました。

「ランクル４０の後になぜランクル７０か」という説明をランクルのコンセプトと交えて説明させていただきます。

４０系と並行してランクル５５・ランクル５６系が販売になりました。
その後、４０系と並行して６０系が（５５・５６系の後継モデルとして）販売。
そして４０系の後継モデルとして７０系が販売になり、６０系と並行して販売されることになりました。

“乗用車”を意識した４ＷＤというコンセプトの６０系に対し、ランクルの原点でもある“走破性”と“耐久性”を追求し続ける本格派の７０系という区別がされています。

ランクル７０ベースの限定車
ネオクラシック ＰＸ１０
ARACO(アラコ)の創業50周年を記念に
８００台限定で販売 古き良きランクル４０系を
復刻させたデザイン

７０系はとても長く販売されており、同時期に販売されていたランクル系は６０・８０・１００系（乗用車ムードを意識したタイプ）と３世代に渡ります。
日本国内では平成１６年（２００４年）７月で一旦販売終了となりますが、海外ではその後も７０系は販売され続け、海外モデルまで合わせると２００系までの４世代にも渡ります。

６０・８０・１００・２００系は全て４ドアのロング１種類であるのに対し、７０系はボディーサイズも様々です。国内では３種類（２ドアショート・２ドアミドル・４ドアセミロング）があり、用途や環境に応じて選べるのも特徴です。

エンジンも時代に応じて進化します。
まずは４０系からそのまま引き継いだ４気筒の３Ｂエンジン。間もなくしてターボ付きの１３Ｂ－Ｔがラインナップに増えることになります。平成２年（１９９０年）以降は５気筒の１ＰＺエンジンと８０系のターボ無と同じ６気筒の１ＨＺエンジン。
海外仕様には８０系と同じ、１ＦＺガソリンエンジン（１９９０年～２００６年）、１００系と同じ、１ＨＤ－ＦＴＥディーゼルターボエンジン（２００２年～２００６年）、２００７年３月のマイナーチェンジ以降は、２００系海外仕様と同じ１ＶＤ－ＦＴＥ（４．５リッターＶ８ディーゼル　インタークーラーターボ）があります。

ランクル７８　珍しい逆輸入車モデル
FZJ78　ガソリン
フロント：コイルスプリング

足回りは前後共にリーフスプリングを採用した前後リーフリジットでデビュー。
平成１１年（１９９９年）８月のマイナーチェンジでフロントのみコイルリジットに変更され、乗り心地・操縦安定性は大幅に改善されました。
ＮＯｘＰＭ法が施行された影響も有り、ディーゼル車しか設定の無かった７０系は平成１６年（２００４年）７月に国内では一旦販売終了となります。その後の人気も衰えるが無く、ガス検査を受けてＮＯｘＰＭ法に適合させて所有するユーザーも少なくありませんでした。 そんな根強い人気に支えられ、７０系が発売された３０年後の平成２６年（２０１４年）、３０周年記念アニバーサリーモデルとして国内での販売が１年間限定で異例の復活、再販を遂げる事となりました。
※再販モデルについての解説はこちら※
２０２３年１１月、限定ではない形で国内販売が復活（再再販）。原点回帰ともいえる丸目ヘッドライトが復活。ディーゼル、オートマの１種類のみの設定となりました。
※再再販モデルについての解説はこちら※

※７８プラドに関してはランクルプラドのページをご参照ください※

※※NOxPM法の指定地域についてはこちらをご覧ください※※
※※NOｘPM法と各自治体のディーゼル車運行規制について詳しくはこちらをご覧ください※※