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US TOYOTA TUNDRA

USトヨタ
タンドラ

トヨタが本格的にフルサイズピックアップ市場に乗り出した本気の一台

タンドラ

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タンドラとは

タンドラ

2代目タンドラCrewMax(クルーマックス)
マイナー後 Limited TRD Off Road PKG
マイナー前 ブッシュワーカー他カスタム多数

タンドラとは、トヨタが北米(USトヨタ)で生産しているピックアップトラック。
日本国内のディーラーでは取り扱いがありません。

タンドラの始まりは2000年。
前身となるT100よりサイズアップされ初代タンドラは登場しました。
当時、「アメリカのライバル会社であるビッグ3(GM・フォード・クライスラー)のトラックより小さめに作られ、販売で不利となった。」という話もありますが、発売当初、アメリカ中古車販売市場で最も影響力があると言われているメディア「コンシューマーリポート」に「全米至上最高品質のピックアップトラック」として取り上げられ、品質を重視する目の肥えた現地のピックアップトラックユーザーには非常に高い評価を受けました。

ただ当時、ビッグ3の生産本拠地デトロイトではタンドラを一切ライバル視していませんでした。
アメリカのユーザーのほとんどは長年の「ビッグ3」ファンで、自分達の所有するトラックに並々ならぬ愛着を持っていましたし、販売する側の「ビッグ3」も「我々はアメリカの消費者の好みを完全に理解している。アメリカ人が我々のトラック以外を選ぶわけがない」と自社のトラックに絶対的な自信を持っていました。
フォードに至っては自社のFシリーズを「アメリカの歴史」とまで謳っており、ビッグ3のトラックは「強いアメリカ、負けないアメリカ」の象徴でした。

タンドラ

2代目 タンドラ
Duble Cub(ダブルキャブ)
シェルトップ付きのシルバー
LA近郊ではよく見るスタイル

当時北米トヨタは中型セダン部門で着実に販売台数を伸ばしていましたが、ピックアップは「デトロイトの最後の砦」とまで言われ、初代タンドラの評価は高かったものの、ビッグ3の対抗馬としては不十分でした。

しかし2003年にカルロス・ゴーン率いる日産がサイズ・排気量ともにビッグ3のものと同クラスのピックアップトラック「タイタン」を発表。これが全米で脚光を浴び、ユーザーの心を掴みます。その影響も受けながら2007年にはタンドラも同クラス・同サイズへとフルモデルチェンジ。2代目タンドラが誕生しました。

トヨタはデトロイトには無い独自の生産ラインや販売方法を持っており、優れたコストパフォーマンスや品質・耐久性の高さを2代目タンドラでもしっかりと実現します。当時アメリカでは景気の低迷もあり、ユーザーの好みは長年の愛着より品質をを重視する傾向にありました。そこで2代目タンドラは品質の高さや価格面で非常に高く評価され、着実に販売台数を伸ばしていきます。
そしてこの年、トヨタ自動車はGMの世界総販売台数を抜き、名実共に世界一の自動車メーカーになり、タンドラにおいては翌2008年にトラック・オブ・ザ・イヤーを受賞します。

「トヨタ タンドラ」はビッグ3の牙城を脅かす、強大な存在として成長したのです。

そして2014年、ビックマイナーチェンジ。
エンジンなどの主要装備はそのまま採用。
外観はサイズを見るとほとんど変わっていませんが、デザイン面ではヘッドライト・グリル・リアゲートなどが一新されます。

タンドラ

タンドラ2014年モデル CrewMAX(クルーマックス) リミテッド TRDオフロードパッケージ

また、最上級グレード1794エディションが新設されます。
プラチナムとほぼ同等の装備内容に加え、専用の茶色(キャメル)の本革シートやウッドステアリング、パネルなどが装備されます。
タンドラが生産されているテキサス州の工場【サントニオ】が、
1794年に開拓された、という事が名前の由来となっています。

車名の由来は永久凍土が広がる地域:ツンドラ(tundra)地域から名付けられました。
当初はT100の後継としてT150という名前で考えられてましたが、
フォードのピックアップF-150と名前が似すぎている、ということで【タンドラ】という名前になった、
という話もあります。

タンドラの魅力の一つに挙げられることに、「圧倒的な存在感と信頼感」が挙げられます。
排気量の大きさやボディーの大きさは、とにかく存在感があります。
日本国内において、トヨタのハイラックストラックや日産ダットサントラックが販売されなくなった今だからこそ、
タンドラの魅力や存在感はより高いものとなったのではないでしょうか。

また、日本国内ではタンドラは普通貨物(1ナンバー)扱いとなる為、このように大排気量の車でも自動車税が安く、 維持費が安く抑えられることも人気の一つです。

「トラック」でありながら、「トラック」という事を忘れさせる室内の居住性、操縦性、パワーはタンドラだからこそ。
日本を代表する自動車メーカーであるトヨタがアメリカで勝利し、凱旋帰国した車、タンドラ。
一度店頭にて実車をご覧ください。
タンドラの魅力をきっとわかっていただけると思います。

2014年モデル タンドラのビッグマイナーチェンジ解説はこちら!

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