ランクルプラド150系
2017年マイナーチェンジ後モデル

ランクルプラドの始まりは昭和６０年（１９８５年）ランクル７０系の乗用モデルとして「ランクルワゴン」（ＬＪ７１Ｇ）という名前で誕生しました。

本格的な耐久性と走破性を求める「ランクルシリーズ」に対し、乗用車感覚で乗れてオフロードも走れる「ランクルワゴン」という住み分けがされていました。
足廻りは当時ランクルシリーズで搭載されていたリーフスプリングではなく、四輪共コイルスプリング（前後コイルリジット）を採用。
乗り心地の良さ、高速安定性も大幅に改善され、より乗用車に近いモデルとなりました。

エンジンもランクルシリーズでは直列６気筒のエンジンに対し、直列４気筒のひと回り小さいディーゼルターボエンジンを採用。（国内では２Ｌ－Ｔ　ディーゼルターボのみです） ボディーサイズは２ドアのみの設定でした。

その後、平成２年（１９９０年）サブネームに「プラド」という名前が与えられ、「ランドクルーザープラド」が誕生しました。
ボディーサイズは２ドアショートに加え、４ドアロングも設定、そしてオーバーフェンダー付きのワイドボディーの設定も追加されました。

ランクルプラド７８
ブラックコンプリート

ランクルプラドの歴史は７０系プラドから始まり、９０系プラド、１２０系プラド、そして現在は１５０系プラドが現行型です。
全ての年式に「ランクルシリーズ」と「ランクルプラドシリーズ」が並行して販売されています。耐久性と走破性を求める本格派「ランドクルーザーシリーズ」と走破性の中でも快適性能をより意識した「ランドクルーザープラドシリーズ」。この２車種の関係性は変わることが無く、現在も続いています。

ランクルプラドは全てのモデルで現在も人気が高く、「ノーマルのイメージを尊重するオリジナルスタイル」、「街乗りを綺麗に着飾るシティー派スタイル」、「ランクルプラドをさらに古くカスタムするクラシックスタイル」、「オフロードコースをレースして楽しむクロカンスタイル」、幅広いユーザー層に、様々なスタイルで受け入れられています。

8年振りに復活を遂げたランクルプラドのディーゼル

ＮＯｘＰＭ法という法律もあり、１５０系プラドはガソリン車のみでのラインナップとなりますが、平成２７年（2015年）６月、およそ８年ぶりとなるディーゼル車が復活。ＮＯｘＰＭ法適合のクリーンディーゼルがラインナップすることになります。

平成29年（2017年）9月マイナーチェンジ。
内外装・安全装備を一新しました。
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