150系ランドクルーザープラドが2020年8月3日、一部改良と共に特別仕様車が発表となりました。
変更点や詳細についてご紹介致します。
ランドクルーザープラド 一部改良の詳細
まずは一部改良についてのご紹介です。
今回の改良は、安全装備・快適装備の充実が中心で、標準装備の外装・内装の見た目については概ね変更ありません。
※同時に発表された特別仕様車については外装・内装に加飾があります。
① 安全装備の機能向上
万が一の際に安心の安全装備がさらに充実した内容になりました。
下記の項目が全グレードにおいて標準装備となります。
(1) プリクラッシュセーフティの検知範囲に「夜間の歩行者」と「昼間の自転車」が追加
2017年9月のマイナーチェンジで全グレードにおいて標準装備となった「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティーセンス)」。その中でも重要な機能である「プリクラッシュセーフティ」の機能が向上。検知できる対象が「昼間の歩行者」に加え、「夜間の歩行者」と「昼間の自転車」が追加されました。
(2) レーンディパーチャーアラートにヨーアシスト機能を追加
道路の白線や黄線、アスファルトと土・草との境界を認識して、ウィンカーを出さずに逸脱しそうになると、ブザーとディスプレーで警告してくれる機能「レーンディパーチャーアラート」。こちらも2019年9月のマイナーチェンジの際に全グレードにおいて標準装備となっていましたが、このレーンディパーチャーアラートに「ヨーアシスト機能」が追加されました。
ヨーアシストとは、警告音でお知らせしてもさらに逸脱しそうな場合、逸脱する方向と反対側の車輪にブレーキをかけることで「ヨー(車を回転させる力)」を発生させて逸脱の回避をサポートしてくれる機能です。
(3) ロードサインアシスト(RSA)機能を追加
道路標識をカメラで認識してディスプレーに表示する機能「ロードサインアシスト」が追加されました。認識できる道路標識は現在下記の通りです。
- ・速度標識
- ・車両進入禁止
- ・一時停止
- ・追い越しの為のはみ出し通行禁止
(4) 先行車発信告知機能の追加
信号待ちでよそ見をしていると気が付いたら前の車が既に発進していた、という経験のある方もいらっしゃると思いますが、そんな時にいち早くブザーとディスプレー表示でお知らせしてくれる機能です。
※レーダークルーズコントロールなど、今までの機能はもちろん標準装備
2017年9月のマイナーチェンジで全グレードに標準搭載されたレーダークルーズコントロールなどもそのまま標準装備となります。その他詳細は、2017年9月のマイナーチェンジ情報もあわせてご確認ください。
※レーダーの精度が上がっているので、レーダークルーズコントロールの性能も上がっていると思われます。(今の所憶測です..)
② ディーゼルエンジンのターボチャージャーをサイズアップ
ディーゼルエンジンに搭載されていたターボチャージャーがサイズアップされ、最高出力が177psから204psにアップ。
ガソリンエンジンのパワーも向上して欲しい、という声も聞こえてきそうですね。。
③ リヤクロストラフィックアラートを追加、BSMとセットオプション(税込み66,000円)
リヤクロストラフィックアラートとは、駐車場などでバックする際に、左右後方から近づいてくる車両を検知してドアミラーの鏡の中に装備されたインジケーターが点滅、ブザーと共に警告してくる装備です。2017年9月に新設されたメーカーオプションのBSMに加えてセットオプションとなります。
- ※TZ-G、TX-Lパッケージのみ選択可能なメーカーオプションです。
- ※マルチテレインモニター(メーカーオプションのナビとセット)も選択する必要があります。
※BSM(ブラインドスポットモニター)とは
2017年9月に新設されたメーカーオプションで、車両の死角(斜め後ろ)に走っている車両やバイク等を検知、ドアミラーが点滅してお知らせしてくれます。特に高速道路の合流や車線変更の際に便利な装備です。
④ TZ-G にパドルシフトを採用
ハンドルから手を離すことなくシフトチェンジが行えるパドルシフトをTZ-Gに装備。
⑤ メーカーオプションナビのデザイン・機能の変更
メーカーオプションナビが9インチ画面の現代的なデザインとなります。
価格はTZ-Gの場合 512,000円、その他462,000円(共に税込み)
- ※マルチテレインモニターもセットで装備され、フェンダー等の補助ミラーが非装着となります。
- ※T-Connectやアップルカープレイ、DCM、ETC2.0、14スピーカー他セット
- ※CD・DVDは非対応です。
特別仕様車『Black Edition ブラックエディション』の詳細
ランドクルーザープラド150系 特別仕様車 TX-L Black Edition(ブラックエディション)
今回の一部改良と同時に発表された特別仕様車『TX-L Black Edition(ブラックエディション)』。
その特別仕様について、ご紹介致します。
※画像は global.toyota より引用しています。
【外装】特別・専用装備
- ・ラジエーターグリル:ブラック塗装
- ・グリルインナー:漆黒メッキ
- ・ヘッドランプガーニッシュ:漆黒メッキ
- ・専用フグランプベゼル:ピアノブラック塗装
ドアミラー:ブラック塗装
バックドアガーニッシュ:漆黒メッキ
専用ルーフレール(ピアノブラック塗装)
18インチアルミホイール:ブラック塗装
【内装】特別・専用装備
センターコンソールエンドパネル:ブラック塗装
オーナメントパネル:シルバー塗装
ランクルプラド150系 特別仕様車 TX-L Black Edition(ブラックエディション)は、各所メッキパーツをブラックに統一した、四駆らしさを際立たせたイメージ。最近のトヨタ4x4の特別仕様車でも人気なスタイルを踏襲したイメージですね。早く実車が見てみたいですネ!
参考
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