次期ハイエース300系フルモデルチェンジがもう少し詳細がわかってきました!!
以前お知らせしたように、2018年ごろを目安に企画していたようですが、
どうやら少し遅れて2019年発売に向けてメーカー各社と開発を始めたようです。
※更新情報追記 2018.8
2016年当時は2019年頃フルモデルチェンジと言われておりましたが、「なるべく遅い時期まで」引っ張る見込みです。
現在では2020年頃!?と言われていますが、さらに遅れるかもしれません。
(タイトルは2019⇒2020へと変更しました。)
※ハイエース300系でのセミボンネット化は安全基準に伴い、"仕方なく" 余儀なくされる、そんなイメージなのかもしれません。キャブオーバーはハイエースの武器と言っても過言ではないですからね…この為、ハイエース300系へのフルモデルチェンジは、なるべく遅くしたい。そんな雰囲気がメーカー側には流れているのかもしれません。
次期ハイエース300系フルモデルチェンジ詳細
概ね以前お知らせした内容と少々重なりますが・・・
今回の新情報とおさらいを合わせて整理してまとめたいと思います。
【エースプロジェクト】
今回のフルモデルチェンジは商用車の世界戦略車『エース』(開発名称)の開発に伴い、
日本ではハイエースの次期モデルとしてこの『エースが』デビューすることになります。
全面改良:フルモデルチェンジは15年ぶり2019年を予定
およそ15年ぶりとなる今回のフルモデルチェンジ。
今回はハイエースだけでなく働く車の世界戦略車『エース』を一新する予定。
トヨタの働く車と言えばハイエースやセンチュリー、タウンエースなど・・・
この辺りも合わせて変わっていくようです。
キャブオーバーからセミボンネットへ
ハイエースの一番代表的な特徴と言っても良い『キャブオーバー』。
300系ハイエースからはこのキャブオーバーがセミボンネットタイプへと変更されます。
ボンネットを前に出すことによって、衝突安全性を考慮しての改良となります。
この辺りはハイエースファンにとっては一概に喜べない方も多いかもしれませんね!?
※キャブオーバーとは
キャブ(運転席)がエンジンの上(オーバー)にあるタイプの車両をキャブオーバーと呼びます。
現在、ハイエースの特徴を語る上ではこの「キャブオーバー」という言葉は必ずと言ってよいほど出てくるワードです。
※キャブオーバーとセミボンネットタイプの比較画像は、下記 【タウンエースとの差別化/比較】 を見るとわかりやすいです。
※何故キャブオーバーが良いのか【利点について】
本格派の働く車のハイエース。
- ・少しでも荷物を多く積みたい、少しでも多くの人を乗せたい。
- ・それでいてボディーは小さくしたい!
エンジンの上に運転席がある事によってボンネットを最大限小さくすることが可能です。
→→その分、後ろを長くすることが出来るのです。
特にボディーサイズが大きく影響する4ナンバー(小型貨物)の基準に合わせ、
さらに荷室を広くとろう、という事になればやっぱりキャブオーバーが好まれるわけです。
(ハイエースの標準ボディーは4ナンバーサイズギリギリ最大のサイズで作られています)
※キャブオーバーを辞める理由【欠点/弱点について】
キャブオーバーの利点は働く車としてはとても重要な利点がありました。
これを捨ててまでキャブオーバーを辞めてセミボンネットにする理由は安全基準です。
運転席・助手席の安全確保と衝突時の歩行者への衝撃緩和が最大の目的です。
また、キャブオーバーのもう一つの欠点と言えば・・・
エンジンルームが運転席・助手席のすぐ下にある為、熱と騒音問題もあります。
ランクルプラドと同じGD型クリーンディーゼル2.8Lエンジン搭載
2015年6月に発表されて話題となったランクルプラドのクリーンディーゼル。
プラドに積んでいるエンジンですのでパワフルな走りが期待できそうですね!!
※更新情報追記 2017.11
当初、ハイエース300系フルモデルチェンジの際に搭載される見込みだったクリーンディーゼルエンジン。
ですが、4型一部改良でクリーンディーゼルが搭載されました。
安全基準の兼ね合いでセミボンネット化を余儀なくされる『ハイエース300系へのフルモデルチェンジを遅らせたい』メーカー側の思惑が見える気がしますね。
(セミボンネットかは遅らせたいけど、クリーンディーゼル化は行いたい。この為、フルモデルチェンジはまだ行わず、4型一部改良でクリーンディーゼルを搭載した。もしかしたら、そんな思惑があったのかもしれないですね。)
ハイブリッドエンジンは搭載せず!?
トヨタ自動車の今までの方針としては
『ディーゼルエンジンとハイブリッドエンジンを同じ車種で同時ラインナップはしない』
という方針の為、ディーゼルエンジンで発売されるハイエース300系はハイブリッドは可能性が低い!?かもしれません。
ただ、昨今の電動自動車化の流れが今後の開発・戦略にどう影響してくるか、まだまだわかりませんね!
※追記 2018.8
「ハイエース300系フルモデルチェンジでクリーンディーゼルを搭載する」事を予定していたハイエースですが、フルモデルチェンジではなく、200系4型の一部改良でクリーンディーゼルが登場しました。これは、上記の「追記 2017.11」に記載したように、セミボンネット化を遅らせたいけど、クリーンディーゼルは早く搭載したい』という思惑もあると思いますが、昨今の目まぐるしい電動化に向けた市場の流れを考えて、見極める為の時間も必要なのかもしれません。
昨今の世界的な自動車産業の電動化への急激な変化を考えると、メーカー側もとても悩ましいと思います。特に歴史の長い "はずせない" ハイエースともなれば、なおさらフルモデルチェンジにはとても慎重に検討しているのではないでしょうか。
トヨタ自動車は2030年を目途に、電気自動車とハイブリッドの販売台数を550万台(発表した2017年当時の販売台数の約半数)に引き上げるという方針を打ち出しており、ランクル300系もハイブリッドエンジンをラインナップする見込みとなっている事も考えると、「まさか!?」もあるかもしれませんね。
タウンエースとの差別化/比較について
ハイエースと同じく『エース』の名前を持つ働く車の一つ:タウンエース。
ハイエースを一回り小さくしたようなモデルとなりますが、こちらは現在もセミボンネット式です。
現行型タウンエース画像:セミボンネット
タウンエースGL(前) | タウンエースDX(後) |
![]() |
![]() |
toyota.jpより引用
トヨタの代表的な働く車の一つ、タウンエース。
タウンエースは画像のようにボンネットが前に出ており、ボンネット内にエンジンがあるセミボンネット。
現行型ハイエース(4型)画像:キャブオーバー
ハイエース200系4型 標準ボディー 特別仕様車:ダークプライム |
ハイエース200系4型 ワイドボディー 特別注文色:ライトイエロー |
ハイエース200系4型 スーパーロング 特別注文色:ブラック |
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ハイエースは画像のようにボンネットが出ていないキャブオーバー型。
これが300系からタウンエースのようにセミボンネットになりますので、
簡単に言ったらタウンエースみたいな感じになる、という事です。
そうなればタウンエースとの差別化も気になるところ・・・
特にハイエースの中でも一番小さいボディー:標準ボディーとタウンエースはほとんど変わらない!?
そうなってくれば、どのように差別化してくるか、合わせて気にる所ですね!!
ハイエースとタウンエースの統合、という事もあったりするのでしょうかね??
それともタウンエースより大幅に大きいビッグサイズとなるのでしょうか?
ハイエースとレジアスエースの差別化/比較について
現在の200系ではハイエースとレジアスエースの違いは車名エンブレムと取扱説明書程度・・・
300系で万一タウンエースとの統合ということがあったとしたら、
ハイエースとレジアスエースの外観も、アルファードとヴェルファイアみたいに分けてくる可能性もありますね!?
この辺りはまだまだ完全に想像ですのでご理解くださいね!
(flexdream的には大変なので外観が分かれるのは避けて欲しい所です...)
参考:新型プロエース(プロトモデル)
トヨタ 新型プロエース:モーターショープロトモデル(ハイエース300系参考イメージ)
トヨタ 新型プロエース:モーターショープロトモデル(ハイエース300系参考イメージ)リア
TOYOTA UK 公式ブログより引用
以前モーターショーで登場した新型プロエースのプロトモデルの画像です。
タウンエースを一回り大きくしたハイエースサイズのセミボンネット車両。
まさに新型ハイエース300系を想像したときに出てきそうなカタチですね?
ハイエース300系発売後の200系の人気と相場価格について
ハイエースやランクルなどの海外需要がとても高い車種の場合、
フルモデルチェンジしても人気が下がらず相場価格が下がりにくい事が多いのです。
さらに今回のフルモデルチェンジはキャブオーバーからセミボンネットに変更されますので、
確実に居住スペース/荷室スペースが狭くくなってしまいます。
この為、200系後半モデルは特に300系発売後に逆に人気が高まる可能性もありますね!?
300系発表後は200系新車は手に入らないと思いますので・・・
やっぱり本格派:キャブオーバーがいい!という方は2019年フルモデルチェンジまでに買って下さいね♪♪
ハイエース200系5型(Ⅴ型)マイナーチェンジの可能性大?
前回のマイナーチェンジ4型は2013年(平成25年)12月でした。
また、先日の記事でお知らせしたとおり、ブレーキ関連の一部改良が2016年6月に行われます。
そして300系フルモデルチェンジが2020年という事を考えると、
もう一回200系の間にマイナーチェンジがありそうですね!!!
キャラバンに自動ブレーキが採用された事もありますので、もしかすると・・・???
この辺りはまだまだ想像の範囲となりますのでご理解くださいね!
ハイエースの新車・中古車情報・画像集と解説はこちら!
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参考文献